どうも、マクリン( @Maku_ring)です。
最近はキャリアアップ重視の転職に加えて、「キャリアの枠を広げる転職」という動きが出てきています。
本記事は「ジョブホッパーでも優秀!? 35歳以上の転職成功におすすめ「キャリアの枠を広げる転職」4つの心得」について書いていきます。
もくじ
35歳以上の転職に見られる「キャリアの枠を広げる転職」の動き
最近、成果主義を導入する企業が増えてきています。
外資系企業だとその傾向はより顕著で、上長の主観による評価部分はほとんどありません。
会社が社員の雇用を100%保証してくれる時代ではなく、同じ職務経験を積み上げれば昇進・昇格するという考えも通じなくなっています。また65歳以降も働かないといけない時代に入り始めました。
そんな背景から、よほど専門性の高い優秀な社員でないかぎり、同じ職種だけを経験しながら昇進していくことが難しくなっています。

だから今後は、職種・業種の壁を越えて経験の幅を横に伸ばす「キャリアの枠を広げる転職」がますます増えていきます。
実際、35歳以上で転職してきた同僚には、未経験分野・職種にも関わらず、今の会社に飛び込んできた人が少なからずいます。実はその人たちの中でも、今の会社に入社してからの明暗が完全に分かれています。
明暗の「明」側、すなわちキャリアの枠を広げる転職に成功した2人の同僚から、転職時の話を訊く機会がありました。彼らの心得には4つの共通点があったのです。
1. 転職の「軸」をぶれさせない
2人の同僚のうち1人は4回も転職しており、今の会社が5社目という状況です。傍から見ればいわゆる「ジョブホッパー(転々と職を変える人)」と捉えられ、 日本の転職市場では敬遠されがちです。
ですが、4回転職している彼とジョブホッパーには、明確な違いが一つありました。それは「転職の軸がぶれていないこと」です。
例えば彼の場合、5社ともに共通しているのは「デジタル」というキーワードでした。デジタルに関連することを主体的に経験して「自分のできること」を増やしていきました。
その結果、エンプロイアビリティを伸ばし、どこの会社からも重宝される人材へと成長していかれました。
エンプロイアビリティとは、平たく書くと「どこの会社でも通用する能力」です。
軸がぶれていると、職種を変えるたびにゼロからのスタートになってしまいます。ですが、軸がしっかりしれば、同じ物事を違う角度から見る力が養われ、それは経験の幅として活かされるのです。

彼にデジタルを軸にしている理由を尋ねたところ、「好きだから」という答えが返ってきました。好きだからこそ長く関わってもイヤじゃないし、継続できるということなんでしょう。
ちなみに僕自身は1社目:エンジニア、2社目:営業ですが、「半導体」という軸を変えませんでした。それはやはり彼と同じく、好きだから続けてこれたんだと思います。

2. 転職活動では年収や役職にこだわらない
これは意外でした。
僕自身、転職するにあたって役職はこだわりませんが、家族の生活もかかっているため年収は犠牲にしたくない部分でした。
ですが、彼ら曰く「経験をお金で買うんだ」と割り切って、ある程度の年収ダウンを受け入れたというのです。
彼らの意見を聞いたところ、年収ダウンでも受け入れるメリットとして、以下の二点があると分かりました。
- 会社からの期待値が大きくならず、「すぐに結果を出さねば!」というプレッシャーも少ない
- 周りの社員となじみやすい(変な警戒をされない)
つまりキャリアの枠を広げる転職は、「仕事で成果を出してから年収を上げてもらう」というステップが踏めるので、結果的に転職先になじみやすくなるのです。
また、役職・年収にこだわりすぎない方が選択肢が狭まらず、自分のやりたいことを中心に職探しができて満足度の高い転職につながるということでした。

3. 過去の成功にとらわれず、毎回新卒の気持ちで取り組む
ヒトは過去の栄光にすがっていたいものですし、少なからず承認欲求もあります。
ですが、そこは自分を押し殺して「その職種では新人なのだから、『毎回新卒』という気持ちでスタートすること」を大事にしていたとのことです。
過去の成功体験にこだわって転職先でも同じやり方を通そうとすると、成果が出なかったり人間関係が上手く行かなかったりするものです。

何事に対してもまっさらな気持ちで取り組み、新しい成果を生もうとする姿勢が、キャリアの幅を伸ばしていくのに貢献しているのだと思います。
確かに二人とも素直です。素直でどん欲な姿勢が転職先での成功につながったのでしょう。
4. 転職先での勤務年数にリミットを設ける
冒頭で挙げた4回転職している彼は、「今の会社で最後にするつもりだけど……」という前置きで興味深いことを教えてくれました。
今まで経験した4社は、「何を学んでどういう武器を得るのか」という意識を持って入社し、働く期間に期限を設けていたというのです。
期限を作ることで自身の学習能力を高め、「この会社をやめる時点での自分のイメージ」に近づくことを目指していたそうです。

本人曰く、毎回の転職時に明確なイメージがあったわけではなく、ぼんやりと「こっちの会社ではこんなスキル」、「あっちの会社ではあんなスキル」というのを考えながら働いていくうちに、自分の中でスキルのピースがだんだんと埋まっていく感覚があったというのです。
そして今の会社を最後にしようと考えているのは、「自分が長くやっていきたい職種がマーケティングであるから」と「マーケティングに必要なスキルをこれまでの4社で充分に身に付けたという感覚があるから」という理由でした。
専門性を高めていく働き方もいいですが、彼のように色々なことができるジェネラリストがこれからの時代、多く求められていくのだろうと感じました。
「キャリアの枠を広げる転職」に有効な転職サービス
キャリアアドバイザーとの相談を軸に進める、転職エージェントを使われるケースが多いです。
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キャリアの枠を広げる35歳以上の転職まとめ
本記事は「ジョブホッパーでも優秀!? 35歳以上の転職成功におすすめ「キャリアの枠を広げる転職」4つの心得」について書きました。
終身雇用が保証されない現代では、自分の経験の幅を広げる思考がないと生き残るのが難しい世の中になってきています。
そんな中で転職は、自らの経験の幅を広げる一つの方法として有用です。
「キャリアの枠を広げる転職」を成功するためには、自らのキャリアビジョンをどれだけ明確に描けるかが重要になってきます。
休日などを活用して自分のキャリアをじっくり振り返ってみてはいかがでしょうか。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。



