どうも、営業マンのマクリン( @Maku_ring)です。
営業の同僚に「営業職を選んだ理由」を尋ねると、よくこんな答えが返ってきます。
「そんなに専門的な知識いらないかなと思って」
残念ながらポジティブな理由で営業を選択している人が少ないのです。
僕はエンジニアの世界から営業に入ってきた人間ですが、これほど魅力的な仕事はなかなか無いと思っています。
営業の人たち自身ほど営業職の魅力に気付けていないのではないでしょうか。
そんなわけで本記事は、「営業って大変? エンジニアから転身した僕が語る営業職の魅力」について書いていきます。
もくじ
営業って大変?
冒頭に書いたとおり、僕は元エンジニアでした。
その中でも研究者寄りのエンジニアであったため、気付けば……
ということもザラにありました。
僕は他の人よりコミュニケーション能力も社会性も低かったため、「このまま社会人生活を重ねていったらヤバいんじゃなかろうか」という危機感がありました。
おまけに極度の汗かきというウィークポイントも抱えていました。
僕にとって営業への転向は、単なる職種変更という意味合いだけでなく、自分の弱点を克服するためのチャレンジでもありました。
それでは「営業職 5つのメリット」を挙げていきます。
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1. 営業職のメリット「コミュニケーション能力が身につく」
当たり前ですが、営業マン(ウーマン)は毎日、社外の人と話さなくてはいけません。
始めの頃は、これすら僕にとっては苦痛で負担でした。
顔と身体は緊張でこわばり、無理やり笑顔を作って話題を絞り出す日々。
緊張は相手にも伝搬し、なかなか心を開いてもらえませんでした。
それでも人と話すのを辞めることはできません。営業だから。
そんなトライ&エラーの日々を繰り返すうちに、自然とコミュニケーション能力が身に付いていったのです。
それとともに以下のことが感覚で分かるようになりました。
- どういう割合で話を聞いて、自分が話せば相手は心地よいか
- どのように話せば相手に好かれるのか
- どういう質問をすれば、効果的な提案ができるのか
コミュニケーション能力は営業のみならず、全ての仕事の基礎となるものです。
そして営業は、他の職種に比べて社外の人と接する機会が多いため、コミュニケーション能力が上がりやすいです。
対お客さんだけでなく、社内でもコミュニケーション能力の向上によって仕事を円滑に進められるようになります。
また、相手よりもその能力が長けていることで、先回りして主導権を握りやすくなるのです。
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2. 営業職のメリット「プレゼンテーションが上手くなる」
「汗かき」、「アガリ症」だった僕は、人前で何かを話すことが極端に苦手でした。
「この2つが発動するのではないだろうか」という恐怖心が、苦手意識に拍車をかけていたのでしょう。
イヤでも苦手でも、大勢のお客さんの前で発表する機会を強制的に作らないといけなくなるからです。
ただ発表するだけではもちろん駄目で、プレゼンの内容が採用可否に関わる場面も数多くあります。
否が応でも自分自身のプレゼン能力と向き合わないといけません。
汗や緊張で発表がぐちゃぐちゃになる経験を繰り返していくうちに、緊張との付き合い方を学んでいき、プレゼンのコツを掴んでいくことができるようになるのです。
そのうち人前で発表することに関して、ほとんど抵抗感を感じなくなっていきます。
人前の発表に抵抗感を感じないことのメリットは、「自分の言いたいことをどんな場面でも確実に伝えられるようになること」です。
大事な場面であっても、言うべきことが緊張で飛ぶことも少ないので、他の人よりもビジネスを一歩先に進めやすくなるのです。
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3. 営業職のメリット「数字に強くなる」
営業マンは常に自身の数字とにらめっこしないといけません。
「自分のターゲットにいくら必要なのか」、「あといくつ取ればターゲットに到達するのか」を考えないといけないからです。
販売製品をお金に変換して、実績数字と照らし合わせる。
しかも、それだけではありません。
もちろん会社にもよりますが、営業マンは月ごとに次月の予想数字を立てて、期ごとに来期のターゲット数字を作らないといけません。
営業は「お客さんを数字で考える」という作業がかなりの頻度で伴う職種なのです。
「抽象的なことを数字に具体化して考える能力」を身につけられるのは、営業ならではのメリットです。
数字に強くなることで、物事をなんでも論理的に考えられるようになるからです。
僕は元来、感覚的な人間だったのですが、営業で数字に向き合うことでかなりの論理的思考が身につきました。
また、「お金のありがたみ」を前よりも感じられるようになりました。
「自分が販売した製品・サービスに対して、お客さんに請求書を渡してお金をいただく」という一連の流れをじかに経験できるので、この積み重ねが会社の売り上げにつながっていることを実感できるからでしょう。
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4. 営業職のメリット「なかなか会えない役職の人にも会える」
営業マンは自社の製品・サービスを採用してもらうため、基本的に採用決定権のある権限者に会う必要があります。
この「採用決定権のある権限者」の役職はさまざまですが、製品採用が相手の会社にとって大きい事柄である場合、部長クラスあるいは役員クラスと交渉しなくてはならない場面も出てきます。
短時間であれ、そういう人たちと緊張感のあるやり取りを繰り返すことで感性が研ぎ澄まされ、その人たちのエッセンスを取り込むこともできるのです。会社の大小問わず、役員クラスともなると学ぶべき点は多いものです。
そういう人たちとも製品の採用交渉で対等に渡り合わないといけない営業は、他の職種に比べて得られる経験値が多いです。
5. 営業職のメリット「市場を動かすムーブメントになれる」
これはお客さんとダイレクトに接する営業ならではの醍醐味です。
営業マンは基本的にお客さんの要望を聞いてそれに応えるのが仕事です。
もしお客さんの要望が自社の製品・サービスで対応できないものであった場合、営業マンは通常その要望を断ります。
ですが、お客さんの要望が会社の努力で何とかなるものであったなら、営業マンは会社に掛け合って、その要望に応えられるよう動いてもらうこともできるのです。
そしてその動きが会社にとって大きいものであったならば、一大ムーブメントにもなり得ます。その市場における価値観を覆すことだってあるのです。
僕はこの部分にこそ営業マンの真価が問われると感じています。
ひとつ例を挙げます。
僕が入社した頃には、半導体製造装置にコーティングを行うことがもはや当たり前になっていました。
この「当たり前のこと」は、前職で出会った伝説の上司がきっかけになって始まったものでした。
当時は半導体製造装置にコーティングを行うのは有り得ないことで、素材そのものだけで何とかするのがこの世界の常識でした。
ですが、その世界を変えたいと思ったお客さんと上司は、世界で初めて半導体製造装置にコーティングを行い、鉄鋼・自動車分野が主であった会社に対して、新しい分野へコーティングの扉を開けたのです。そして半導体製造装置の常識も覆しました。
このムーブメントは凄まじく、今では世界中で半導体製造装置にコーティングを行うことが常識になっています。
1人の営業マンの動きで、ときにはこれほどのムーブメントになることもあるのです。
これは営業マンにしか経験できないことです。
僕もムーブメントをいくつか経験してきました。
そういう経験をするたびに「営業やってて良かったなぁ」と感じるものです。
「営業職のメリット・魅力」まとめ
本記事は「営業って大変? エンジニアから転身した僕が語る営業職の魅力」について書きました。
いずれも基本的なことではありますが、営業だからこそ身に付けられることです。
僕は現在、営業から少し離れた立場ですが、今でも「営業時代のスキル」に助けられることが多いです。
どんな仕事にも営業の要素が少なからずあるからでしょう。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
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