どうも、運転ヘタのマクリン( @Maku_ring)です。
多くの営業マンにとって免許は大事な商売道具です。
これがないとお客さんのとこ回れませんですから。田舎ではとくに死活問題。
ですが、実は僕やっちゃったことあります……。

しかも60日です(まったく自慢になっていない)!
免停が確定した瞬間は、本気で会社生活が終わったと思いました……。
そんなわけで本記事は「60日免停になった営業マンの会社処分、対策方法と仕事への影響は?」について書いていきます。
免停が分かったときにすべきこと
仕事で唯一ニガテなことがあります。

いまの会社に入社してから、何度かの違反(速度超過、一時不停止、携帯保持)・事故を積み重ね、60日間の免許停止というとんでもないことをやらかしてしまいました。
ここからは言い訳です。
売り上げを伸ばすことに長けていたため、上司からどんどん担当エリアを広げられました。
他の営業マンが1県担当の中、僕だけは2県近くの担当に。
自然と1日の運転距離が伸びて、1ヶ月で4,000km、1日でも多いときだと300km以上になることがありました。しかも運転の苦手なワタクシ。
元々よくない注意力・集中力が長距離運転の疲れでよけい散漫になってしまい、何度も警察に捕まるという失態につながりました。

60日間の免停ですので、免許停止者処分講習(免停講習)を受けて筆記試験をクリアしても、最大30日間までしか短縮されません。
すなわち30日間はどうしても運転できない期間が生じることになります。
それが分かった瞬間、頭は真っ白になりました。

そう思いました。ここで大事なことは1点だけです。
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免停だと分かった時点で連絡
免停が確定したときに伝えるのではいけません。
警察になんらかの違反で捕まって「この点数が付いたら、おそらく免停になるだろう」と推測できる時点で、会社には伝えましょう。
会社の人事は、社員を基本的に性悪説で考えます。人事部というのはそうあるべき部署ですが。
それに基づいて考えた場合、免停が確定した時点で伝えてしまうと「本当はもっと前から分かっていたのに、この社員は隠していたんじゃなかろうか」と考えます。
そう捉えられた場合、免停で下がった評価をさらに落としかねません。
もちろん上司からの印象も良くありません。
したがって、自分の中で「これはたぶん免停だな」と思った時点ですぐに上司へ連絡を入れましょう。
上司によってはものすごく罵倒されるかもしれません。とはいえ、上司も元は営業マン。
さすがに免停までは共感してくれませんが、警察に捕まることに関しては、ある程度理解を示してくれるはずです。
もうひとつ重要なのは、ふだんから「上司に気に入られるような仕事」を心がけているかどうか。
このベースがあれば、部下が窮地におちいったときでも、上司はなんとかしようと考えてくれるはずです。
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クビ !? 免停になった営業マンの処分
クビになるかどうかで申し上げると、クビには確実になりません。
なぜなら犯罪ではないからです。
会社によっては減給にはなるかもしれません。ですが、クビはありません。
やった瞬間は気が動転してそう思うかもしれませんが、絶対に大丈夫です。

その代わり、家族には死ぬほど怒られます。

致し方ありません。すべてを受け止めてしっかり反省するしかないのです。
警察(公安委員会)からは免停処分という形で罰されるわけですが、会社からどういう罰則を受けるのか。
会社員としては気になるところです。

「え !? そんなわけないやん」
そう思う人もいるかもしれません。
本当に何もないのです。
ですが、僕は反省を文書に残すため、あえて始末書作成を上司に提案しました。
始末書を自発的に作成して、速やかに会社に誠意を示すことが重要です。
そうすることで反省の形を具体的に会社へ示すことができ、会社も臨時的な罰則を社員にくだす可能性はきわめて低くなるのです。
僕の場合は、上司のフォローと始末書のおかげで問題は収束の形におちつきました。上司には深謝です(もちろん家族にも)。
ですが、本当に大変なのはここから。
「免停期間中の営業活動をどう乗り切るか」ということでした。
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免停中の営業活動
もちろん免停になった僕は運転できません。その期間休むことも考えましたが、現実的には厳しいものがありました。
当時の僕は最大面積のエリアを任されており、その分支店全体の売り上げに対する影響も大きかったのです。
僕が活動休止すると支店の売り上げ低下は避けられません。
これ以上会社に迷惑をかけられない。だからといって他の営業マンの時間を使って運転してもらうのも難しい。

最初のほうこそ「こういうのもたまにはいいね!」とテンション高めの上司でしが、1週間も経たないうちに2県担当の恐ろしさを知ることとなります……。
ふだんは1ヶ月で30kmしか運転しない上司のヒザが、1日で300kmを越えた日に悲鳴を上げたのです。

そんな(上司が)満身創痍の毎日でしたが、営業活動自体は二人息ピッタリでこなしていました。
アイスブレイクで使っていたのは、こんなパターンでした。
ふだんは単独訪問しているお客さんばかりです。
上司と二人でぬっと現れると、面会の場がいつもよりピリッと張り詰めます。
まず始めに僕が神妙に切り出します。

上司がすかさずこう添えるのです。

お客さんも始めは「え !?」と驚かれますが、すぐにつられて一緒に笑ってくれます。
「緊張と緩和」を利用した、場のなごみテクニックです。
もうひとつ使っていたのは、「アンダードッグ効果」というものです。
これは「負け犬効果」とも呼ばれる手法で、弱い立場・不利な状況にある人を応援したくなる心理状態を利用したものです。
簡単にいうと「今回免停になってしまったので、会社での立場が危ういんです……」と同情を誘い
「だから少しでも売り上げを伸ばして、会社から評価されないと生き残れないんです」と切り出して注文をもらうというものです。

免停になってしまったのは自分のせいだが、なんとかこれを武器にできないだろうか。
免停中はそのことばかりを考えながら営業活動をしていました。おかげで免停期間も売り上げを落とすことなく乗り切ることができました。
中には引いてたお客さんもいたかもしれませんが、自分の失敗もオープンに話すことで、お客さんにとって親しみやすい営業マンに感じてもらえたようです。
そんなわけで上司にはかなり迷惑をかけましたが、本当に器の大きい方でした。
実は今回、この上司からの引き抜きで本社へ異動しました。
「免停になった」という事実とは別に、僕の能力をきちっと評価してくれていたということです。
途中書きましたが、免停に対する会社からの処罰はありません。
ですが、評価ダウンにつながらない保証はどこにもありませんでした。
それはひとえに上司の人格に救われたということに他ならないです。

最後に大事な情報を。
免停は警察署に免許証を預けた瞬間からスタートです。
免停開始日はハガキ(免停通知書)の通知元に連絡すれば、後ろにずらすことができます。前倒しはできません。
なるべく祝日や会議などで営業稼働日が少ない期間に免停期間が入るようにしましょう。
できるだけ営業活動への影響を抑えるためです。
あとハガキには、免停講習の受講案内も書かれています。
受講するしないは自由ですが、普通は受けるでしょう。
30日間短縮されることを見越して、免停開始から30日後にちょうど免停講習が受けられるよう調整することをおすすめします。
以下のスムーズな流れができるからです。
- 免停開始
- 免停講習(2日間)
- 次の日、警察署に免許証取りに行く
- 晴れて免許復活!!

とはいえ慎重に運転しても、道の流れによってはどうしても速度を出さざるを得ないことがあります。
そこで僕は、免停明けから「安全運転マグネット」を貼り、スピードを出さなくても問題ない環境を作ることにしました。
こちらのマグネットのおかげで、マイペースに運転することが可能となり、心穏やかに2点の期間を過ごすことができています。
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免停60日になったときの対策まとめ
本記事は「60日免停になった営業マンの会社処分、対策方法と仕事への影響は?」について書きました。
トラブルを起こすと、一瞬どうしても「正直に話そうかどうか」迷うときがあるかもしれません。
ですが、隠してもなにひとつ良いことはありません。
実は最近、同じく免停になった人がいます。
その人は免停になったことを隠していて、ふとした拍子に会社にバレました。
それから「懲罰人事」という形で地方に異動させられたのです。
追い込まれたときの行動でその人の真価が問われます。
正直に生きていきましょう。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。