どうも、元・営業マンのマクリン( @Maku_ring)です。
転職以来ずっと営業で働いてきた僕ですが、このたびの辞令でマーケティング部に異動となりました。
マーケに異動する事になりました。
マーケ部長「なんか他にやってみたいことある?」
マク「(ブログ的に)Webマーケとか」
部長「いいね。これからちょうど力入れるところだから、ぜひそこもお願い。外部セミナーとか参加してもいいから」
マク「(゚∀゚ノ)ノ」
控えめにいって大企業最高(^q^)
— マクリン (@Maku_ring) 2018年6月11日
正直いって、マーケティング職に良い印象はありませんでした。
「アイツら涼しい顔して本社でカタカタやってるだけで、何もしてへんやんw」くらいに思っていました( これは完全に僕の誤解)。
とはいえ、僕の感覚はたぶん少数派。
周りからは、営業からマーケティングへの転身を、羨ましがってもらえる機会が多いのです。
当社の部門では、営業は数百名いますが、マーケティングはわずか6名で少数精鋭。
つまり希望したところで、選んでもらえる確率はかなり低いということです。
実際にマーケティングを希望しながら、それが叶わず、会社を去っていた人も何人かいました。
マーケティングの仕事は平たく書くと以下の2つ。
- 今ある製品の売り方を考える
- 新しい製品・サービスを考える
これが率直にいって「めちゃめちゃおもしろい」のです。
それから会社の中枢を担っている重みもあり、この経験で仕事の視野とキャリアが確実に広がっていくだろうという感覚はあります。
そんなポストに自分が就いた理由を考え、マーケティングメンバーと比較したとき、そこにはある共通点があることが分かりました。
そんなわけで本記事は「営業からマーケティングへの転職に必要なことを営業出身のマーケターが教える」について書いていきます。
もくじ
営業からマーケティングに転職するために必要なこと
マーケティングの仕事には、販売戦略を立てることも含まれるため、それなりに売れる営業スキルは必要。
営業を経ずにマーケティングになったり、売り上げの良くなかった営業マン(ウーマン)がマーケティングになると、上手くいかないことが多いのです。
では「営業スキルの高い人ほどマーケティングに向いているのか?」というと、実はそうでもありません。
逆に売ることしかできない営業マンだと、マーケティング転身の道は遠ざかってしまいます。
多少乱暴な表現ですが、そういう営業マンのことを僕は「野獣」と呼んでいます。
極端なものだと、事務処理もできない、上司の指示もあんまり聞かないけど「売り上げがズバ抜けているから、誰もその人に文句をいえない」という例もあります。
マーケティングを目指すなら、こういう腫れ物のような営業マンでいてはいけません。
また、「あの営業マンはたしかにすごいけど、あのスタイルは彼にしかできないだろう」と思われてもいけません。
大事なのは「物もある程度売れるけど、営業以外のこともできる」という多様性を示すことです。
1. 売ること以外もできる営業マンだと認知してもらう
僕は元エンジニアだったので、資料づくりやデータをまとめる機会が多く、元来から事務処理に長けていました。
その事務処理能力を買われ、営業だったころから上司の代わりに会議資料を作ったり、メンバーの売上を分析する役割を担当していました。
上司から見れば、そういう部下は「営業以外のこともできる器用な人材」。
本社に対して、ことあるごとにその多様性をアピールしてくれるようになるのです。
僕は当時、青森・岩手という、本社(東京)から見ればとてつもなく辺鄙な場所で営業していました。
僕が単に僻地で売り上げを伸ばしているだけでは、本社の人たちが「よし、あいつを本社に呼び寄せよう」とはなりません。
つまり、上司の声という力を借りなければ、本社&マーケティング異動は実現しなかったということです。
では、上司の声を味方につけるため、どのような事務処理をこなせるようになればいいのか?
- パワーポイント
- エクセル
パワーポイントは、今でもまだ社内外のプレゼン資料に使う機会が多く、重要なソフトのひとつ。
もちろん多少のテクニックは必要ですが、パワポ動作に精通している人といない人の差は触れている時間の大小で生まれます。
触れる時間を多く持つだけで、自然と習熟していくようになります。
パワポにはいろいろな機能がありますが、突き詰めていくと、使うものはテキストボックスと図形の2つだけ。
- 図形 さまざまな形状の図形・吹き出し・ボックスを挿入する
- テキストボックス 横書きもしくは縦書きの文章を挿入する
パワポに慣れていくと、アニメーションなどを無駄に使いたくなるもの。
が、資料づくりの上手い人ほど、そのレイアウトはシンプルです。
ですので、基本的にはこの2つの機能を中心に磨き上げていくことを心がけましょう。
それからエクセル。
やはりデータをまとめるのには欠かせないツールです。
頼りになる一冊をいつも手元に置いておき、ことあるごとに辞書的に調べられる環境にしておくことが大事。
ちなみに僕は今でも「たった1日で即戦力になるExcelの教科書」を近くにおいています。
エクセルも種々の関数がありますが、実用性の高い関数はこちらの2つ。
- VLOOKUP 検索条件に一致するセルの右にあるデータを取り出す
- SUMIF 検索条件に一致するセルと同じ行あるいは列の数値を合計する
けっこういろんなExcel関数使えるんやけど、上司から「これちょっと分析しといて」と投げつけられたデータ、SUMIFしか使っていない件。
あとそれらしいグラフを作る技術。
これ2つだけでこの雑な指示は乗り切ってきたw
これからExcel覚えようという人は、SUMIFだけ全力で覚えるといいと思うよ(^q^)
— マクリン (@Maku_ring) 2018年8月1日
VLOOKUPとSUMIF関数をマスターし、その後ピボットテーブルを覚えておけば、大抵のことはできるようになります。
ピボットテーブルは、エクセルの便利なデータ集計機能ですが、ひととおりの関数を覚えてから学ぶようにすることをおすすめします。
というのも、ピボットテーブルは便利な半面、データのサイズが重くなったり計算ミスが生じたりと、一定のデメリットも抱えているからです。
2. マーケティングに有用な情報を共有できる営業を心がける
上司の声を借りるだけでなく、自らも定期的にマーケティングとコンタクトをとることが大事です。
というのも、上司からいくら評判の高い営業だと聞いていたとしても、マーケティングメンバーが「そもそもその人がどういう人なのか」を認識していないと意味がないからです。
その上で心がけるべきことはひとつだけ。
「この人ならマーケティングに移ってもやっていけそうだ」という印象を相手に持ってもらうことです。
自分の営業活動を振り返ると、以下の2つはすぐさまマーケティングへ伝達するようにしていました。
- 自社製品の効果的なプロモーション
- 競合製品の新情報
これらの情報は、販売戦略を考えたり新製品のアイデアを練る上で、とても参考になるからです。
こういう営業マンは間違いなく重宝がられます。
そして、彼らがマーケティングの候補メンバーをしぼるとき「情報共有できる営業 マーケとしても有用情報を発信するであろう」と考えるため、この印象値は重要です。
マーケティングは実のところ雑務も多く、その中で新しいことも考えないといけないため、ある程度のキャパが求められます。
営業だったときは「マーケの人達なんもしてへんやん」と思ってたけど超誤解だった。
マーケって営業から見えへん仕事めっちゃしてた(((;゚Д゚)))))
営業が評価するマーケの業務って、短期的なものでしかない。
マーケは中長期の仕事が中心だから、その真髄なんて分かるわけなかったよね( ;´Д`)
— マクリン (@Maku_ring) 2018年7月12日
したがって営業マンからマーケ転身を目指すなら、いわれたことだけをただ事務的にこなし、売上を伸ばすだけではいけません。
業務の合間を縫って、新しいことをひねり出し、社内に共有する創造性と積極性が問われるのです。
3. マーケティングのしっかりしている会社に転職する
僕が以前働いていた中小企業では、マーケティング部がそもそもありませんでした。
営業がなにか新しいことを考えて、そこに技術部が絡み、新しい製品を作り出していくという流れでした。
もし今いる会社がこのような会社である場合、マーケティングで働こうにも、その場所がない訳です。
あくまでマーケ転身を目標に据える場合、マーケティング機能がしっかりしている会社に転職するしかありません。
ただし、ひとつ留意すべきなのは、基本的に営業 マーケティングの転職はできないということです。
マーケティング職はどうしても経験が問われるため、前の会社でマーケティングを経験している人でないと、転職先で即マーケティング採用は実現しません。
したがって「前の会社で営業 営業として転職 マーケ異動」というのが現実的です。
マーケティングを大事にしている会社は、往々にして大企業であることが多いです。
大企業への転職を目指すなら、大手の転職エージェントをおすすめします。
- 案件数が多く、大手企業とのコネクションも強い
- 「営業から他職種」のキャリアも視野に入れて転職先を紹介してくれる
ちなみに僕は、転職エージェント「リクルートエージェント」を使って転職しました。
僕は当初からマーケを希望していたわけではありません。
ですが、「ゆくゆくは営業以外の職種も経験できて、多角的なキャリアを積める会社を紹介してほしい」という要望は伝えていたので、それはリクルートエージェントにしっかりと叶えていただけたと感じています。
転職活動中は周りに打ち明けられないため、どうしても孤独になりがち。
そんなときでも、キャリアアドバイザーがしっかりサポートしてくれるため、そういう意味でもおすすめです。
※登録後もお金は一切かかりません。
営業からマーケティング転職に必要なこと│まとめ
本記事は「営業からマーケティングへの転職に必要なことを営業出身のマーケターが教える」について書きました。
営業からマーケ転身にあたって心がけるべきことは、以下の3つです。
- 大前提として、売れる営業パーソンである
- パワポ・エクセルを中心に事務処理に精通する
- マーケへの情報共有を定期的に図る
ちなみにマーケに異動してから必要性を感じているのが英語。
営業のときから習っている必要はありませんが、マーケになったら英語力はもはや必須になってきます。
そんな僕は現在ベルリッツに通っています。
業務で必要に駆られ、やむなく英会話のBerlitzに通っている。
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— マクリン (@Maku_ring) 2018年7月23日
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
※登録後もお金は一切かかりません。
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