どうも、社畜卒業生のマクリン( @Maku_ring)です。
社畜とは「俗に、会社に飼い馴らされ、自分の思考や感情を放棄した会社員」という意味です。
前職の中小企業で働いていた頃、それは本当にもう見事な社畜でした。
毎晩テッペン越えは当たり前、土曜も休日出勤、日曜も半分くらいはカフェで仕事……。
そう、全く休んでいなかったのです!
ところが、中小企業から大企業、独身から結婚へとステージが移り、自分一人だけの人生ではなくなっていく中で、僕はふと思いました。
それから僕は働き方のスタンスを少しずつ変えていくことにしたのです。
そんなわけで本記事は「社畜にならないために変えるべき4つの行動・心がけ」について書いていきます。
もくじ
社畜にならないために変えるべき4つの行動
現職の大企業に転職してからもしばらくは社畜でした……。
なぜなら困ったことに、仕事に時間を費やせば費やすほど、それは評価という形で自分に返ってきてしまったからです。
仕事に時間を費やさないと、自分は仕事で評価を得られないと勘違いしてしまったのかもしれません。
そんな社畜的思い込みに捕らわれていた僕でしたが、冒頭に書いたとおり、自分の人生のステージが変わって自分の働き方に疑問を持ちはじめました。
仕事はあくまで「仕事」でしかなくて「仕事 = 人生ではない」ということです。
そして社畜を卒業することにしました。
一番意識したのは、仕事にかけられる時間です。
これまでより劇的に短くしなくてはなりませんでした。
僕は仕事のやり方をガラリと変えることにしました。
それでは、実際に変えることで成果につながった4つの行動・心がけを書いていきます。
1. ToDoリストの改善
社畜だった頃の僕は、こんな感じのToDoリストを作成していました。
これでも悪くはないんですが、仕事の全体像が見えづらいです。
社畜だった僕はいつまでも働くこと前提だったので、終わりへの意識が希薄でした。
これだとToDoリストに書かれている業務だけ終えたら、まるでその仕事が全て完了したかのように捉えがちです。でも実際はそうではありません。
僕のやったことは「流れの一部」でしかないわけです。
社畜卒業にあたって、これまでのToDoリストからタスクの最終ゴールを意識したToDoリストに変えました。
タスクの最終ゴールを意識したToDoリストに変えると、先ほどのToDoリストはこのような表記に変わります。
こうすることで、日々の業務を「全体的なタスクの一部」として捉えられるようになりました。
いわゆる「タスクの階層化」です。
仕事を進める上で、最終的になにをもって完了とするか意識することで、ブツ切れではなく流れで把握できるようになりました。
そうすることで、あれだけ多く見えていた業務を整理することにつながったのです。
2. ボールの持ち主を明らかにする
社畜だった頃の僕は、明らかにやらなくて良い範囲の仕事にまで手を出していました。
例えば前職の時ですと、営業マンだったにも関わらず、こんなことまでやっていました。
- 新規取引先とかわす取引契約書の内容チェック
- 特許出願書類も自分で書く
- なんなら工場で技術実験を手伝って、その結果をデータにまとめる
明らかにやりすぎです……。
そのクセが抜けきらず、現職に移ってからも自分の範囲外の仕事にまで手を伸ばしていました。
あまりにも自分の範囲内の業務しかしない人って敬遠されがちですが、僕みたいにやりすぎも身体的・精神的に良くありません。
やりすぎたところで、実際の評価につながっている部分はごくごく一部ですから。
社畜卒業にあたって「ボールの持ち主(=誰がアクションしなければならないのか)明確化」を心がけ、自分がやる必要のない業務は極力やらないと決めました。
だからと言って、それをあまり表に出しすぎても良くないので、そなへんのバランスは大事です。
「ボールの持ち主明確化」は、自分の行う仕事全般に反映しました。
- ToDoリスト上でボールの持ち主を明確化し、持ち主の進捗が悪く全体のスケジュールが押しそうなら、うっとおしくない程度にフォロー(声掛け)する
- 会議が終わったら即座に「会議メモ」と称したメールを送り、アクション内容を箇条書きにしてボールの持ち主(自分も含めて書く)と期限を併記する
自分だけで完結する業務であれば、自分さえ締切を守れば全体のスケジュールが押すことはありませんが、複数が関わるとどうしても人によって早い遅いが出てくるものなので……。
3. 今日やらなくていいことは今日やらない
社畜だった頃の僕は「今日はここまで終わらせる!」と決めたら、それが終わるまで帰らない日々でした。
その業務が今日終わらせる必要があるのかどうか、別にしてです。
当時の僕はお客さんに寄りすぎていた部分があって、「お客さんを待たせちゃいけない!」という意識から、今日やらなくてもいい業務まで「お客さんのため」と考えて着手していたのです。
もちろんお客さん(社内でも)に依頼事項を早く回答・提出することで良いこともあります。
ですが、お客さんと始めにきっちり期限を共有したのであれば、基本的にそこさえ守れば大丈夫です。
社畜を卒業した僕は、「今日やらなくてもいい業務は今日やらない」ことにしましたが、ひとつ大事にしていたことがあります。
それはお客さんに「その依頼内容たしかに引き受けましたよ!」という旨を知らせることです。
お客さんに安心感と信頼感を持ってもらうために「お客さんのメールをちゃんと読んで、依頼内容に着手しますよ」と知らせることが重要なんです。
意外と多くないですか?
これって抜けがちなんです。
だからお客さんから依頼が来てすぐに着手できなくても、このメールだけ入れておけば大丈夫です。
拝読いたしました。追ってご対応いたしますのでお待ちください。
これでお客さんから見たら「よし! ちゃんと読んでるな!」と伝わります。
4. 100パーセントの完成度を心がけない
社畜だった頃の僕は、どんな業務でも100パーセントに近い完成度に仕上げる事を目指していました。
なんならこんな事を考えていました。
確かに感動されて良い結果につながったこともあります。
ですが、僕が100パーセント以上に仕上げたと思っても、それが相手の意向とズレていて、それにかけた時間が徒労に終わる経験も少なからずあったのです。
僕はうすうす気づいていました。
それでも社畜だった頃の僕は、パワーポイント資料をムダに装飾して
とデザイナー気取りでいたり
エクセルにムダなピボットテーブルをゴリゴリ入れて
などと分析家気取りでいました。
社畜を卒業した僕は、それがお客さんに要求に応えられているのであれば、完成度は気にしないことにしました。
お客さんは「自分の要求を満足しているかどうか」を気にしているのであって、こちらの思う完成度というのは結局独りよがりのものでしかないと感じたからです。
デザイナー気取りだったパワーポイント資料は、「伝えるべき事が伝わるシンプルなパワーポイント資料」へと変わり、ムダなアニメーションやカラーは除きました。
ピボットテーブルゴリゴリだったエクセルは、「必要な関数だけが入ったシンプルなエクセル」へと変わりました。
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社畜にならない方法まとめ
本記事は「社畜にならないために変えるべき4つの行動・心がけ」について書きました。
こうやって書いてみると、社畜だった頃の僕はいかにムダな仕事をしていたんだろうかと愕然としました。
ですが、社畜だったこと自体がムダだったという訳ではありません。ガムシャラにやっていた経験があるからこそ、どこの部分を省略できるか分かるのです。
僕の導き出した結論は、社畜にならないための行動は「効率良く仕事をすること」でした。
働き方って奥が深いです。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
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