どうも、マクリン( @Maku_ring)です。
上司が部下を選べないように、部下も上司を選べません。
そんなこともあるかもしれません。
とはいえ、どんな上司とでもある程度上手くやっていかないと、難しい状況に陥ることが多いのです。
ちなみに僕は今まで上司に恵まれてきたほうですが、苦手な上司とも上手くやり取りして、自分のやりやすい仕事環境と立場を獲得してきました。
そんなわけで本記事は「出世の早い営業マンがやっている、上司に気に入られる3つのメリットと5つの仕事術」について書いていきます。
もくじ
上司に気に入られる3つのメリット
当たり前ですが、メリットしかありません。
実際に僕が感じたメリットを3点だけ書き出していきます。
- 人事評価を他の人よりも上げてもらえる
- 伸びていく市場を担当させてもらえる
- 上司に引っ張ってもらえる
1. 人事評価を他の人よりも上げてもらえる
人事評価のシステムは会社によって異なりますが、おおよそ2種類に分けられます。
- 上司からの主観で評価がほぼ決まるタイプのもの(主観的評価)
- 客観的評価(目標達成率・新規件数など定量性の評価)と主観的評価を合わせたタイプのもの
僕の場合は、2社目の人事評価が前者、3社目が後者でした。
いずれにせよ、上司からの評価がけっこうな割合で含まれているわけです。
一番上の人事評価だと、まず昇給ペースが異なります。会社によっては真ん中の評価を受けた人の2倍(もしくはそれ以上!)ということもあります。
毎年の昇給額が1万円として、一番上の評価だと2倍すなわち2万円です。
なんか、お金の話ばかりですみませんw
2. 伸びていく市場を担当させてもらえる
上司はかわいい部下に売り上げを伸ばしてほしいものです。
かわいい部下が、実績を残している営業マンである場合は、部署の売り上げを伸ばすためにも確実に伸びシロのある市場を任せます。
実績を残していなくても、気に入ってもらえていれば、上司はその部下に最善を尽くしてくれるはずです。
一方かわいくない部下に対しては、実績の良し悪しでシビアに判断される傾向にあります。
かわいくなくても実績を残しているうちは、もちろん大丈夫。
すなわち上司に気に入られ、かつ実績も残している部下は正のスパイラル、その逆は負のスパイラルに入ってしまうわけです。
3. 上司に引っ張ってもらえる
これは実際に僕が経験してきたことですが、2社目の上司には中途社員最速で役職を上げてもらい、3社目の上司には東京本社に引き抜いてもらえました。
上司に気に入ってもらえると、役職面だったり部署面だったりで、引っ張ってもらえる機会が多くなります。それは上司にとって「できるだけ自分の近くに置いておきたい存在」であるからです。
これは、次章で書く仕事術にも関係することですが、「上司に気に入られる仕事術」とはすなわち「どのようにすれば、上司が自分を近くに置いておきたくなるのか」と想像しながら仕事する、ということなのです。
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上司に気に入られるための5つの仕事術
ゴマすり社員みたいなタイトルで我ながら若干気持ち悪いですが……これは決して「忠犬になれ」ということではありません。
「上司に気に入られるために上司の忠犬になる」と考えて仕事をする人が多いのですが、それではかえって上司の気持ちを遠ざけることが多いのです。
大事なのは「上司にとって魅力的な部下(外見のハナシじゃないよ)でいる」という観点をもって仕事すること。そういう部下の方が上司に気に入られるのです。
1. 率先してフォロワーになろう
フォロワーとは「リーダーを補佐する人。また、あとに続く人や物」という意味です。
仕事上におけるフォロワーとは、例えば上司がある指示を部下たちに出したら、それを誰よりも早く実行して、その結果や感想を同僚たちにフィードバックすることを指します。
そうすることで、同僚たちが上司の指示を進める推進力になりえるのです。
指示や方針を部下たちに浸透させたい場合、我先にとやってくれる人がいるのといないのでは、その浸透速度にかなりの差が生じてしまうからです。
率先してフォロワーになることで、上司の方針を自らの行動でもって形にすると同時に、リーダーシップを発揮していると映るため、実は一歩先の仕事をしているとも取れます。
そういう人ほど、できるだけ早くポジションを上げてやりたいと上司は思うものです。
2. 上司から見える仕事をする
上司から変な詮索をされたくないからといって、できるだけ見えないように仕事をする人がいます。
なるべく透明性のある仕事を心がけましょう。
透明性のある仕事の第一歩は、たとえば以下のことがあります。
- ちょっとでも重要そうだなと思ったメールのCCには、必ず上司を入れる
- 悪い出来事ほどすぐに上司に報告する
また、案件の進捗を全般的に上司と共有できるため、なにか相談があるときやトラブルが発生した際も、一からすべて説明することなく、軽いキャッチボールで情報伝達が可能となります。
さらに仕事の進め方が誤っている場合でも、上司からすぐに助言がもらえるので、軌道修正を即座に行うことができます。
中には「いちいちこんな細かいメールまでオレをCCに入れるな!」という上司もいますので、そこはうまく見極めて度合いを調整してください。
3. 意見を言うときは、受け止めをしっかり行おう
イエスマンである必要はまったくありません。上司の意見がまちがっていると思うなら反対すればいいですし、自分の意見もドンドン言いましょう。
ただ一点、気をつけるべきことがあります。
これは営業にも通ずる話ですが、頭ごなしに自分の意見を否定されたら、どんな人でも少なからずムッとします。たとえ相手の意見が間違っていると思っても、一旦はその意見を尊重して受け止めてください。
例えばこんな感じです。
上司とのふだんのやりとりで「受け止めからの意見発言」を習慣づけておけば、お客さんとのやりとりにも生かせますし一石二鳥です。
4. 提出物はすべて迅速にミス無くこなす
当たり前といえば当たり前なのですが、ここであえて書いたのはひとつ理由があります。
上司は提出物の精度と速度でなにを判断しているかというと、「お客さんへの仕事ぶり」を判断しているのです。
上司にすらモレや遅れがあったりするのに「お客さんに対してきちっと問題なく依頼事項をこなせているのだろうか?」という疑念が沸くわけです。
そんなこと思われたら、仕事の判断材料の邪魔でしかありません。ですので、お客さんへの依頼事項をこなすのと同じ精度とスピードで、上司からの提出物も取り組みましょう。
5. エクセルやパワーポイントは習熟すれば効果絶大!
一般社員にくらべて、管理職はどうしても報告書類や分析データを作る機会が多く、そのツールとしてエクセルやパワーポイントを使う頻度が高いです。
営業をしながら事務処理を鍛えることは難しいかもしれませんが、少しずつでもかまいません。
事務処理の延長線上にあるエクセルやパワーポイントのスキルを上げておくことをおすすめします。
いざ皆さんが管理職になった際にも、業務適応の助けになります。
また、手を挙げてどこか別部署に行きたい場合も、会社から見て「営業以外でも使いどころがあるから異動させよう」という判断材料になりえます。
ちなみに僕は元々、大学院の専攻や1社目が技術職であった関係から、エクセルやパワーポイントに習熟していました。またパソコン自体にも強いほうです。
営業もできて事務処理も長けている人というのは多くないので、上司からはその点だけで他の部下よりも重宝がられました。
他の部下には任せられない、会議資料や売り上げデータの分析もさせてもらい、ひとつ上の視点で仕事をするための大きな財産になりました。
エクセルに習熟しようと頑張ってたのに、関数を覚える段階で挫折する同僚を何人も見かけました。
本当に必要な関数は20個にも満たないくらいです。僕も実際それほどたくさん頭に入れているわけではありません。
たとえば下記のような書籍(実際に僕が愛用しているもの)を机のかたわらに置き、分からないところが出てくれば辞書的に調べればいいのです。
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上司に気に入られる仕事術まとめ
本記事は「出世の早い営業マンがやっている、上司に気に入られる3つのメリットと5つの仕事術」について書きました。
いずれのポイントも上司に気に入られるうんぬん関係なく、ビジネスマンとして必要なスキルばかりですので、心がけて損はありません。
とはいえ上司の中には、どうしても一定数のパワハラ上司や女遊び上司がいます。
こういう人たちとの付き合い方について簡単に触れておきます。
- パワハラ上司には、パワハラをさせる隙をできるだけ見せない・作らないこと
- 女遊び上司には、(上司との)サシ呑みまでは付き合うけど、それ以上は付き合わないよ、と明確な線引きを示すこと
気に入られる仕事術に加えて、これらも心がけておくことで、うまく付き合っていけるはずです。
どうも、マクリン( @Maku_ring)でした。
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